フィットテストとは

 呼吸用保護具の顔面への密着性に関する試験のことです。
 着用者の顔面と防じんマスクの面体の密着が十分でなく漏れがあると有害物質の吸入を防ぐ効果が低下するため、防じんマスクの面体は、着用者の顔面に合った形状及び寸法の接岸部を有するものを選択する試験のことであり、JIS規格や米国労働安全衛生庁などでその手法が定められています。

 フィットテストは「定性フィットテスト」と「定量フィットテスト」の2種類があります。
 「定性フィットテスト」は、被験者がフードをかぶり、フードの中にサッカリンなどを噴霧して、呼吸用保護具と顔面との密着性の程度が確認できます。
 「定量フィットテスト」は、専用の機器を用いて面体の中と外の粒子を計測し、呼吸用保護具と顔面との密着性の程度が確認できます。